2021/03/14 22:05
2020年1月、ヴェネツィア ムラーノ島のマリーナ&スザンナ セント工房へ。
サンタルチア駅からヴァポレット(船上パス)に約30分揺られるとムラーノ島が見えてきました。

ヴェネツィアがヨーロッパの玄関口として栄えた15~16世紀に、ムラーノ島もヨーロッパのガラス製造の中心地として繁栄し、19世紀にフランスのナポレオンの占領によって産業は一時衰退したそうですが、20世紀に入ると再びガラス産業が復興したそうです。ヴェネツィアのガラス製造技術は大変高かったため、門外不出とするため全ての職人をこの島に閉じ込めたそうです。
島にはイタリアの伝統的なテラコッタの建物ばかりですが、その中に一際異彩を放つモダンな建物が見えてきました。これがマリーナ&スザンナ セントのアトリエです。

ムラーノガラスの長い伝統に現代アートのイノベーションを起こした工房ならではの現代的なファサードとエントランスです。

ホワイトキューブのアトリエ内にはカラフルなオブジェが並んでいます。

300年続く工房を改築しているため、当時の面影が所々に遺っています。
二階からはアドリア海が見えます。
ここから眺める水面からインスピレーションを得た作品。

Soapソープ のドレスたち。

次回は工房の様子もお伝えします。